令和5年1月29日(日)の11時45分から祇園四条のレストラン菊水さんにて、コロナ禍を経て京都府支部全体としては丸3年ぶりの行事となる令和5年新春例会を開催し、55名が集まりました。
永島宣彦会長による開会あいさつのあと、サッカーJ1昇格の昨シーズンから故郷の京都サンガFCの監督に就任され、入れ替えプレーオフを経てJ1残留を決めてくれた稲門の曺貴裁(チョウ キジェ)監督(平成3年商学部卒・洛北高校出身)に基調講演をいただき、
- 京都大原で育ち、洛北高校ではサッカーだけではなく、勉強も頑張ったが、3年生時の選手権で自分がPKを外したことが原因で敗退して気力を失っていたところに、母から「早稲田大学だったら、サッカーを継続しても良いよ」と言われて、俄然受験勉強に没頭して、一般入試で商学部に合格したこと
- 早大ア式蹴球部では、大学選手権の優勝も経験したが、それよりも、自分と同じように一般入試で入部してきた先輩、同僚が多くいて、努力してもすぐには何ともならないことに対しても、努力していく大切さを学んだこと
- プロでの現役引退後に、指導者ライセンス取得のためにドイツに留学した際に、ドイツの子どもたちから指導実践の優秀講師に選ばれたときは、言葉が分からなくても懸命さが教え子にも伝わるのだという充実感を得たこと
- チームは日々状態が変わる生き物のようなもの、その中で選手一人ひとりの気持ちをくみ取ることを大切にしていること
- 故郷の京都にサッカー指導者として帰ってこられたことを誇りに、京都の皆さんを元気にできるよう強豪相手に優勝争いをしていきたい
とお話しされました。
基調講演後の食事の間には、菊水さんのお取り計らいで、クレープ焼き大会。若手中心の4名が壇上でクレープ焼きの腕を競いました。
最後は、恒例の「都の西北」の大合唱と行きたいところでしたが、コロナの感染防止に配慮し、参加者全員での記念撮影で締めました。
曺監督の講演を取材に来られた京都新聞記者さんも会の終了までご臨席の上、翌朝刊にはスポーツ面の記事に取り上げていただき、感謝です。