早同定期野球戦復活第10戦及び同OB・校友応援交流会への参加について

 令和5年3月21日(火・祝)にマイネットスタジアム皇子山にて、復活した「早同定期野球戦復活第10戦」が、コロナ禍を経て4年ぶりに開催され、私たち早稲田大学京都校友会、近隣、遠方の校友会、野球部OB会の稲門倶楽部のメンバーや一般の野球ファンの約500名が見守る中、両校の歴史的に深いつながりに思いを馳せつつ熱い戦いが繰り広げられました。
 当日の正午から開会セレモニーが開始され、まずは両校校歌斉唱・校旗掲揚、両校部長あいさつでは、同志社大学岡田幸宏部長からは「これまでのコロナ禍で野球や学生生活を思うようにできなかった悔しさを振り払ってほしい」、早稲田大学日野愛郎部長からは、「私の所属する政治経済学部は、初代野球部長であり、政治経済学部長でもあった安部磯雄先生や浮田和民先生、家永豊吉先生たちが同志社英学校から東京専門学校に移って来られたことで発展したという、両校の深いご縁に感謝しながら、今日の試合に臨みたい」とごあいさつされました。その後、同志社大学・釜萢大司主将と早稲田大学・森田朝陽主将によるペナント交換、集合写真撮影、両校部長による始球式と続きました。
 12時30分からは試合のプレイボール。
 早稲田は、伊藤樹投手(スポ新2年・仙台育英高)が5回、ユエン賢投手(国教新4年・セントジョセフ高)が1回、齋藤正貴投手(商4年・佐倉高)が1回、中森光希(文構新3年・明星高)が1回、鹿田泰生投手(商新3年・早実)の5投手の継投で同大打線を被安打4の零封。一方の同志社もエース・真野凜風投手(スポ新4年・天理高)の被安打9の完投零封の好投により、両者引き分けに終わり、定期戦復活後の通算成績を早稲田の4勝2敗1分けとしました。早稲田は、全体的に、打線がチャンスに中軸が三振続きと湿りがちでしたが、印出太一捕手(スポ新3年・中京大中京高)の盗殺2度の強肩と熊田任洋遊撃手(スポ新4年・東邦高)の好守備が光りました。
 来る4月からの春のリーグ戦では、早稲田は東京六大学野球で優勝、同志社は関西学生野球で優勝を果たして、6月の大学選手権で両校が対戦することを楽しみにしております。

 また、同日の試合後の17時00分からは、京都駅南口のホテル京阪・京都グランデの光琳の間にて、「早同OB・校友応援交流会」が開催され、早同両校の野球部OBや校友70名が集いました。
 主催者である同志社大学野球部OB会の上野山善久会長の開会あいさつ、早稲田側ホストの早稲田大学京都校友会の向山禎彦幹事長のあいさつに続き、当日の定期戦の会場となったマイネットスタジアム皇子山の地元の早稲田大学校友会滋賀県支部の滋賀県副知事の大杉住子さんからスピーチを、また、同志社スポーツユニオンの藤原卓也会長に乾杯のご発声を頂戴しました。
 歓談の後は、稲門倶楽部関西支部の難波秀哉支部長の軽妙な進行で、まずは、早稲田大学野球部の小宮山悟監督が「この春のロサンゼルス遠征では現地の天候不良の影響で屋外で練習できたのはたった1日だけであったが、今日の定期戦のドローの決着を是非とも6月の大学選手権でつけたい」と、続いて、同志社大学野球部の花野巧監督が「私たちが4年生の時は田尾選手、辻内投手を擁して、この定期戦で2-1で初めて早稲田に勝ったことは今でも良く覚えている。今後は、今日好投した真野投手に続く投手を育てて、6月の大学選手権では必ず早稲田を倒して日本一を取りたい」と、最後に、この3月1日に早稲田大学助監督に就任された元プロ野球選手の金森栄治さんが「ここ数試合は投手陣が抑えているのに打線が不調で小宮山監督からプレッシャーをかけられているが、水物といわれる打撃を良くするのには練習しかない。必ず、天皇杯を取りたい。」と決意表明がありました。
 中締めの前には、両校校歌斉唱・エールの交換として、早稲田側は静岡県遠州稲門会の青島秀樹副会長、同志社側は同志社大学應援團OB・OG会の稲田秀一名誉会長のセンター指揮の下で両校の校歌、カレッジソングを高らかに謳い、今後の両校の健闘を祈念し合いました。
 次回の復活定期戦第11戦は、来年令和6年3月に東京東伏見の安部球場で開催される予定ですので、たくさんのOB・校友の応援参加を祈念しております。