早同定期野球戦復活第11戦観戦記

◆早同定期野球戦復活第11戦応援記
令和6年3月20日(水・祝)18時30分から早稲田大学戸山キャンパスの戸山カフェテリアにて早同定期野球戦復活第11戦レセプションが開催されました。
 進行は早稲田大学野球部の神田航副務が務め、
1 早稲田大学日野愛郎野球部長、同志社大学岡田幸宏野球部長あいさつ
2 同志社大学野球部OB会 阪田泰俊幹事長あいさつ
3 早稲田大学競技スポーツセンター 石井昌幸所長あいさつ
4 稲門倶楽部関口一行副会長による乾杯
5 早稲田大学野球部小宮山悟監督、同志社大学野球部花野巧監督あいさつ
6 早稲田大学野球部印出太一主将、同志社大学野球部川久保瞭太主将決意表明
7 同志社大学野球部OB会内田倫義副会長中締め
と進みました。
 この中では、特に、来年の京都で行う予定の復活第12戦の前後に、両校学生やOBを対象とした「安部磯雄、新島襄両先生、大隈重信侯と同志社大学、早稲田大学」をテーマにしたこの分野の研究者による講演会を開催したいと同志社大学野球部岡田部長が意向表明されましたので、これが実現すれば、京都校友会からも多くの皆様の聴講をよろしくお願いします。

レセプションの様子

 翌21日(木)13時00分から早稲田大学野球部安部球場において、早同定期野球戦復活第11戦が開催されました。
 試合に先立つ12時30分から、開会セレモニーとして、安部球場内のこの定期戦の開催根拠となっている早稲田大学野球部初代野球部長の安部磯雄先生と早稲田精神野球の祖・飛田穂洲先生の胸像前での記念撮影、両校野球部長開会あいさつ、両校校歌斉唱、同志社大学野球部岡田部長の始球式が行われた後、13時00分から早稲田・伊藤樹投手、同志社・高木寛斗投手の両先発投手の下でプレイボール。
 1回裏の早稲田の攻撃で、二死から二連打と5番前田健伸一塁手の左適時打、続く6番中村敢晴二塁手の右適時二塁打で2点を先制、4回表の同志社の攻撃で、5番大江左翼手の左適時二塁打で1点を返すも、反撃はここまで、結局、W2-1Dで早稲田が勝利し、復活後の通算の対戦成績を5勝2敗1分け3中止としました。
 閉会式では、ホスト校・早稲田大学の日野部長から早稲田・印出太一主将に安部定期戦優勝杯が授与され、早稲田・岡村猛先輩理事の閉会あいさつで幕を閉じました。

復活第11戦の様子

 定期戦終了後の17時00分からは墨花居(ぼっかきょ)田無店さんにて、安部球場地元の西東京稲門会と東村山稲門会の主催で早同OB校友交流会が開催され、早稲田側42名、同志社側13名の合計55名が参集し、早同両校の交流を深めました。
 会は、西東京稲門会の原田一彦副会長・幹事長の進行により、緒方章西東京稲門会会長の開会あいさつ、阪田泰俊同志社大学野球部OB会幹事長あいさつ、岡村猛早稲田大学野球部先輩理事あいさつ、横山徹同志社東京校友会会長あいさつ、両校野球部監督あいさつと続き、最後は同志社カレッジソングと早稲田大学校歌の斉唱で締めました。
 早同両校の末永い交流と両校野球部の来る春季リーグ戦での優勝、いち早い両校の大学野球選手権での対戦を祈念いたします。

早同OB校友交流会の様子

交流会での両校校歌斉唱

 最後に、今回の定期戦後の閉会セレモニーにおいて、ホスト校・早稲田大学野球部の日野愛郎部長から早稲田大学・印出太一主将に対して授与されたのがこの優勝杯です。
 銘板には、「安部定期戦 早稲田大学 同志社大学 1968 寄贈 京都新聞社」と刻印されています。おそらく、1968(昭和43)年に京都で開催された早同定期野球戦に使用した優勝杯を京都新聞社が寄贈したものと推測されますが、この優勝杯が最近、早稲田大学野球部の安部寮3階の倉庫から再発見されたことを稲門倶楽部の南川副会長からこの日の試合中にお聞きし、非常に感慨深く拝見させていただきました。
 今回の復活第11戦のレセプションで、同志社大学野球部の岡田幸宏部長から「来年3月の京都での復活第12戦の前後に、『安部磯雄先生、新島襄先生、大隈重信侯と同志社大学、早稲田大学』をテーマにしたこの分野の研究者による講演会を開催したい」と意向表明されました。
 両校に復活要望した早稲田大学京都校友会としましては、これと並行して、この定期戦が2014(平成26)年3月に同志社・児玉監督、早稲田・岡村監督の下で復活したことは明確ですが、いつ頃に開始され、そしていつ頃に中断されたのかについて、早期に解明されることを期待しています。

今回再発見された安部定期戦優勝杯